D種接地工事(但し接地抵抗値10Ω以下)
某研究施設で新規に分析装置を購入するとのことで、電源工事を依頼されました。
装置の電源電圧は100Vなので、接地工事はD種でいいのですが、担当の主任技術者いわく、「分析装置は装置の安定のために専用の接地がいいね。抵抗値は10Ω以下だね」・・・
その一言で久々の接地工事決行となりました。
本日準備した材料。
直径15φ長さ1500mmの連結式アース棒6本
そして接地抵抗低減剤 「ケミアースⅡ号」
今回の現場は土質は良さそうなのですが、最初からケミアースを使う事にしました。
説明書に従って調合していきます。
1m程穴を掘って、ケミアースを投入後、アース棒を打ち込みます。
残ったケミアースも投入しましょう。
3本連結。合計4.5m打ち込んで、抵抗値を測定すると、13Ω。
もう一息です。
2m程離れた場所にもう一つ穴を掘って、2本連結。
抵抗値はめでたく7.8Ωまで下がりました。
抵抗値は下がりましたが、これで終わりではありません。
2か所の接地極を接続して、屋内まで配線し、掘った穴を埋め戻して終了です。